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Staff Blog
天然大理石、人造大理石、人工大理石の違いと特徴+最近よく聞くようになった商品

こんにちは、木下建築です。

今週から一気に気温が下がり肌寒くなってきたので、

そろそろ衣替えの時期になりバタバタとする頃合いではないでしょうか。

さて今回のテーマは

人工大理石と人造大理石です!

キッチンの天板やシンク・浴槽等に使われるようになった人工大理石、人造大理石ですが
そもそもどんな物なのか? 違いはあるのか? 気になったので調べてみました。

●人造大理石とは?

テラゾーまたはテラゾと呼ばれ、天然大理石を粉砕してセメントや樹脂(アクリル・ポリエステル)、
その他の石材チップと混ぜ合わせで固めた半人工素材のことを「人造大理石」といいます。

耐久性や耐熱性は使用される素材に準じますが、高圧なプレスによる締め固めと真空引きによる水分の排除により、
高強度・高耐久性のものも製造されているそうです。

天然大理石と比べる安価ですが、
素材に天然大理石を使用していること、仕上げに研磨作業が必要なため、

人造大理石の価格はそれなりの値段となります。

【人造大理石の特徴と注意点】
・複雑な形状には適さないのでテーブルなどの板材や壁や床などに使用されています。
・素材となる樹脂やセメント、石材の影響を受けるため種類によりそれぞれ異なる特性を持っています。
・加工方法によっては高強度、高耐性を持つ人造大理石も作成できるが加工が難しく高価です。

●人工大理石とは?

アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材のことを「人工大理石」というそうです。

「大理石」という名称がつき大理石に似た質感と外観を持ち合わせていますが、
人造大理石のように天然石の成分は一切含まれていないので大理石とは無関係ですものです。
しかし他の大理石と比べると加工しやすく、量産も可能なためコストパフォーマンスに優れているという利点もあります。

耐久性や割れにくい特性もあり、近年では住宅で幅広く使用されています。

【人工大理石の特徴と注意点】
・加工しやすいので洗面台やシンク、風呂場などにも広く使われている
・水や酸への耐性があるので手入れが簡単
・他の大理石と比べると熱に弱い
・外観はかなり大理石に近いが主成分が樹脂なので人によっては無機質に感じてしまう

使用樹脂による違い

1.アクリル系

アクリル樹脂に無機物を混入させて加熱し、加圧成型させたもの。
内部にまで成分が均一で無孔質に仕上がるため汚れが染み込みにくく、
黄ばみや黒ずみのないことが特徴。
また表面が滑らかでお手入れがラクチンなことも魅力。

ポリエステル系に比べて加工がしやすく耐候性や耐衝撃性に優れているため
水まわりのキッチンや浴槽などで素材として使用されることが多い。

2.ポリエステル系

ポリエステル樹脂に無機物を混入させて加熱し、加圧成型させたもの。
アクリル系より精度は劣り、紫外線に弱く、黄ばみや反りを生じる可能性があるので室外使用には不向き。
また熱にも弱いのでキッチンのカウンターなどには不向きです。
ただし、アクリル系に比べると価格帯が安いのでテーブルなどの家具に使用されていることが多い。

カタログをご覧になる際によく見てみると
【●●系●●大理石】【●●大理石】といったような表記があります。

ちなみに天然大理石とは

自然に存在する石灰岩に、マグマの熱や圧力が結晶化することにより硬化した岩石を大理石といいます。

天然大理石はその自然岩を採石し加工したもので、

石材の中では軟質で加工や運搬にコストがかかるため他の人造、人口大理石と比べると飛び抜けて高価になってしまいます。

産地によって模様やカラーも異なるため、物によってはブランドとして価格が上昇してしまっているという背景もあります。

【天然大理石の特徴と注意点】
・多孔質なため水分を吸収してしまいシミになりやすい
・主成分が炭酸カルシウムなので酸に弱い
・くっきりとした光沢があり鏡面仕上げも可能
・耐熱性に優れていて触感はひんやりとしている

最近はクウォーツストーンと言われる、90%以上の天然石英(クォーツ)を砕石し、色付けをした後、ポリマー樹脂で生成されたものがあります。

天然石英(クォーツ)を主成分としているのが特徴で、天然素材に近く色柄のバリエーションも豊富で、

よくキッチンなどの天板に使用されています。

天然大理石、人造大理石と人工大理石の違い分かりましたでしょうか?

実際名前はよく聞く商品でしたが、成分や作り方などは曖昧な知識しかなかったので、

今回調べた事にとても良い勉強になりました。

さて次回は11月上旬ごろにUPさせて頂きますので是非ご覧ください。