本文までスキップする

Staff Blog
鍵の歴史 その3

事務員Hです。

その1その2から引き続き、鍵の歴史 現在・未来編です。

現在おもに使用されている鍵は以下の5種類でしょうか。それぞれ簡単に紹介します。

・ディスクシリンダー錠
ディスクシリンダー錠はもっとも多くの家庭で使用されている鍵で、鍵にギザギザの刻みがあるのが特徴です。しかし、ディスクシリンダー錠は、ピッキングなどの防犯面には弱いことから、少しずつ製造の廃止が進んでいるようです。このように現在では、よりセキュリティの高い鍵の導入へと向かっています。

・ピンシリンダー錠
ピンシリンダー錠はおもに、玄関や勝手口、金庫などで使用されることが多い鍵です。ディスクシリンダー錠とは違い、鍵のギザギザは片方にしかなく、もう片方は直線になっています。しかしピンシリンダー錠も、それほど防犯性能は高くないのが現状なので、できればより防犯性が高い鍵に交換するとよいでしょう。

・ディンプルシリンダー錠
ディンプルシリンダー錠は、鍵の表面に小さなくぼみが作られているのが特徴です。ディスクシリンダー錠は、シリンダー内部が複雑な構造になっているので、ピッキングの被害に遭いにくく、非常に防犯性が高くなっています。また現在では、新築マンションや一戸建て住宅などの鍵も、防犯効果が期待できるディンプルシリンダー錠が導入されていることが多いです。

・マグネットシリンダー錠
マグネットシリンダー錠は、鍵の内部にマグネットが取り付けられているものです。また、錠前内部にもマグネットが取り付けられているため、同じ極同士が反発することで、錠前が解錠される仕組みになっています。おもにロッカーや事務机などに使用されていることが多いようです。

・ロータリーディスクシリンダー錠
ロータリーディスクシリンダー錠は、従来のディスクシリンダー錠を改良して開発されたもので、防犯性能は非常に高くなっています。鍵に非常に精巧な切れ込みが入っているのが特徴で、ピッキングに強い鍵です。

 

最近では、電子錠指紋認証などの新しい鍵が登場しています。
『鍵 スマホ』とGoogleで調べただけでも後付けタイプも含めて多数の商品が検出されてきます。

これらの鍵は、従来の鍵に比べてセキュリティ性が高く、利便性も向上しています。

今後、鍵の技術はさらに進化していくと考えられます。例えば、顔認証や虹彩認証などの生体認証技術が普及し、鍵を持ち歩く必要がなくなるかもしれません。また、IoTの進展により、鍵の開閉をスマートフォンやスマートスピーカー(アレクサ等)で操作することが日常になるかもしれません。

鍵の歴史を振り返ると、鍵は常に時代の変化に合わせて進化してきました。

今後も、鍵は私たちの生活をより安全で便利にしてくれる存在であり続けるでしょう。

以下に、鍵の未来に向けたいくつかの可能性を挙げます。

・セキュリティ性の向上
IoTやAIの進展により、鍵のセキュリティ性がさらに向上する可能性があります。例えば、鍵の開閉状況を遠隔で監視したり、不正なアクセスを検知したりするような機能が搭載されるかもしれません。

・利便性の向上
スマートフォンやスマートスピーカーなどのデバイスとの連携により、鍵の利便性が向上する可能性があります。例えば、スマートフォンで鍵の開閉を操作したり、スマートスピーカーに音声で指示して鍵を開けたりできるかもしれません。

・環境への配慮
鍵の素材や製造方法に環境に配慮した技術が採用される可能性があります。例えば、再生可能資源を使った鍵や、製造工程で環境負荷を低減するような技術が開発されるかもしれません。

鍵は、私たちの生活を支える重要な道具です。これからの時代、鍵はますます進化し、私たちの生活をより安全で便利で、そして環境に優しいものにしてくれるでしょう。

鍵の歴史はこれで終了です。

 

 実績検索