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洗剤の種類と用途
スーパーやホームセンターでたくさんの種類の洗剤が並んでいます。
洗剤の種類によって、得意な汚れと苦手な汚れがあるため、適材適所で使うことがポイントとなります。
洗剤は、汚れを落とすために使用される液体や粉末状の化学物質です。洗剤の種類は、大きく分けて
「液性」と「種類」の2つに分けられます。
液性
酸性:油汚れや水垢、カビなどに効果的
弱酸性:酸性の洗浄力と中性の安全性を兼ね備えている
中性:一般的な汚れに使用できる
弱アルカリ性:油汚れや皮脂汚れに効果的
アルカリ性:水垢、ミネラルなどの頑固な汚れに効果的
種類
合成洗剤:本来は混ざらない石油、パーム油などの成分を、主成分である界面活性剤で
まとめた洗剤。界面活性剤には汚れを剝がし落とす効果だけでなく、汚れの
再接触を防ぐ効果もある。
洗浄剤:酸化剤やアルカリ製剤と呼ばれることもあり、酸やアルカリの化学作用で汚れを
落とす。合成洗剤が界面活性剤の働きで汚れを落とすのに対し、洗浄剤は中和作用で
汚れを落とす。
漂白剤:シミや色のついた汚れを取り除く洗剤。菌やニオイを除去する効果もあり大きく以下の
3つの種類に分かれる。
①塩素系漂白剤 → 強い漂白力がありタイルの隙間にできたカビ汚れなど
頑固な汚れを取る際に最適
②酸素系漂白剤 → 塩素系漂白剤より効き目がおだやか。脱脂力があるため
頑固な油汚れや排水管の汚れに効果がある。
③還元型 → 鉄サビ汚れを取る際に効果的、塩素系漂白剤や鉄分によって黄ばんだものを
元の色に回復させる効果もある。
研磨剤:クレンザーとも呼ばれており界面活性剤研磨剤が含まれている。こびりついた汚れを
こすり落とすため、トイレの黒ずみや水垢に効果的。
クレンザーにはクリームタイプと粉末タイプがありクリームタイプの方が粉末タイプに比べて
粒子が細かく、傷つきにくいのが特徴。
洗剤は種類が多く、どれを使っていいか迷ってしまいがちです。それぞれのメリット・デメリットを
知ることで汚れに合わせたものを選べます。一方で洗剤を選び間違えると、材質を傷つけてしまう恐れもあります。
使う場所の汚れの種類、材質などを調べた上で適切な洗剤を選びましょう。
洗剤と汚れとの相性を知り、効率よく毎日の掃除をすませたいですね。