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建築物の土台となる基礎について
こんにちは木下建築の上野です。
気が付けばもう12月ですね。
年々月日の流れが速く感じるようになってきました。
みなさんの今年1年はどうでしたか?
私は新しい事を始めた事と怪我が多かった1年でした。
新しい事とはこのブログの事です。
ブログを書くたびに文章の書き方、
言葉選びの難しさを感じました。
これからも続けていき見やすい文書を心がけていきたいと思います。
ケガに関しては、
スポーツをしていると肉離れをしてしまい、
治ったと思い運動をすると別の場所を肉離れをし、また次は靭帯を損傷し全然運動をできておりません…
今年はもう安静にして年末を迎えたいと思います。
さて本題に入りたいと思います。
建物を建てる際柱などを建てる前にまず基礎工事をするのですが、
この基礎にも種類あるので紹介していきたいと思います。
そもそもなぜ基礎工事の目的は、
建物の重さなどの垂直な力や、地震の揺れなどによる水平な力を建物から地盤に伝えることで、建物の一部分だけ沈んで傾いてしまう不同沈下(ふどうちんか)を防ぐことなどがあります。
1.杭基礎
「杭」を直接地面に差し込む基礎工法。
地盤が柔らかい、盛土、地盤沈下地帯など、弱いときに使われることが多く、
杭を硬い地盤まで打って基礎を支えます。
100年前に建てられた東京駅がこの杭基礎工法です。
2.直接基礎
地盤に基礎を直接設置する工法になります。
直接基礎には基本的に2種類の工法で戸建てに使用されますので、
今回はその2種類紹介します。
・ベタ基礎
地盤に基礎を直接設置させる「直接基礎」の一種で、床下全面を鉄筋コンクリートで覆い、
基礎全体で建物から地盤に力を伝えます。
地盤の強度が比較的小さくても利用することができます。
使用するコンクリート量は多いですが、
基礎をつくるために土を掘る量や型枠使用量が少なく、
施工がしやすいといった特徴もあります。
・布基礎
フーチングという『アルファベットのTの字』を逆さまにした基礎
ベタ基礎よりも地盤に接する面積が小さいため、地盤の強度が比較的大きな土地で利用することができます。
ベタ基礎と違い、床下に土がむき出しになることもあるため、床下の湿気対策をする必要があります。
床下がコンクリートで覆われている事もありますが、鉄筋が入っていない・コンクリート部分が薄いです。
・基礎が出来上がるまでの流れ
地盤調査が終わったら、家を建てる場所の外周に縄やロープなどで印をつける地縄張りを行います。 続いて、建物を建てる一番低い位置まで、重機を使って掘り返す根切りを行い、続いて細かく砕いた石を敷き詰めて地面を固めていきます。
その後地面からの湿気を防ぐ効果のある防湿シート(ビニールシート)を敷いて、さらに周りに捨てコンと呼ばれるコンクリートを流して平らにしていきます。 ちなみに、捨てコンは、強度には関係なく印をつける目的で流されるものです。 ヒビが入っていても心配ありません。 さらに、その上に鉄筋を組んでいき、基礎の外周にコンクリートを流す為の型枠を組んでいきます。
続いて先ほど組んだ型枠の中全体にコンクリートを流し込み、コンクリートが乾くのを待ちます。 コンクリートが乾いたら、今度は基礎内部にまた同じように型枠を組んでいきます。 続いて、基礎の立ち上がり型枠に合わせて、基礎と土台を繋ぐ「アンカーボルト」を設置する工程です。 ボルトが設置できたら、基礎の立ち上がった枠組みの中にコンクリートを打設します。
コンクリートの打設が終わったら、しっかり強度が出るまでの間に破損しないよう養生をしていきます。 強度が出るまでの期間は、季節や温度にも影響されるため、だいたい3日〜5日程度を目安に考えておきましょう。 コンクリートの強度が出たら、型枠を外していきます。 雑コンと呼ばれる工程では、勝手口の土間を作ったり、つなぎ目のいらない部分を削り取ったりといった仕上げを行なっていき、基礎工事は終了です。
基礎工事と一言で言っても様々な工程があり、
考えられて工事しています。
今後マイホームを建てられる際や、
近所で新築工事をされる時に少し見てみてもいいかもしれませんね。
では今日はこの辺で失礼します。