昨年より、１件のお宅で漏水事故が連続して起こった案件がありました。そちらのお客様は以前に工事をさせていただいておりましたので、一般の水道屋に声をかけず、弊社にお電話いただきました。

時系列に沿って　水漏れの内容と　対処方法を列記します。木造２階建て　築約３０年の一般的な住宅です。

①　基礎の通気口から水が出てくる。常に濡れている　　と連絡あり。2023.9月

現地に行くと　床下点検口をあけて床下を見るとすっかりプールの状態になっており、床下収納庫などはぷかぷか浮いていました。床下は土間コンクリートが施されておりましたので水がぬけず溜まったようでした。まずは水をモーターポンプで掃き出し、原因解明のための調査をしました。すると、２階への給水管のどこかが割れたのか、周囲の木材のダメージなどもあり、原因は明らかでした。いったんは配管修理をして終えました。

②　2023.12月　　数カ月後、前々から検討中でした１階のお風呂まわり工事のご依頼をうけ、その際に宅内の給水給湯配管もあたらしくしたい、というご要望でしたのでお客様と相談してできるかぎりの給水給湯配管を交換し今後の水漏れ予防もかねて施工させていただきました。床下に潜って交換、お風呂など解体した際に壁も一部こわして配管交換をできるところは交換しましたが、工事場所から離れた壁内など隠蔽部分はその部分の内装工事をしない以上交換できませんでしたので、その旨も説明しご了解を得て工事になりました。

ちなみに工事中、他社でトイレ交換を数年前にしたというところの排水配管、その時の工事でねじがささっており、排水配管も交換させていただきました。

③　さらに、新築時に給水配管にビスがささっていたような箇所があり、たまたまそのビスが蓋をしたようになっていたので長らく気づきませんでしたが　じわじわと漏れ出しているヶ所があり、そちらの壁もめくらせていただき、配管を交換しました。

④　2025.2月　　水道の検針員さんが水漏れの指摘をしてくれた、でも漏水箇所がわからない、と連絡がありました。すぐにかけつけ、誰も水を使用していないにもかかわらずメーターがくるくるまわることを確認し、あきらかに水漏れであることが判明しました。しかし、床下はもちろん、トイレや他の設備からも水漏れがないことも確認しましたので　一番難しいケースになってしまいました。このような場合はそとまわりをうろうろし、水がでてきていないか、水漏れの形跡がないか時間をかけて調査します。あやしいところが一か所あったのでそれを確認することをお客様に協力してもらい、翌日再度確認に行くと、その場所ではなさそうでした。このようなケースの場合は水道メーターから宅内に基礎を貫通してはいっている給水管をさがして悪い箇所を修理したいのですが水漏れの痕跡がないと、ただやみくもに掘るだけでしかも一回で発見できる保証はありません。漏水箇所の場所が怪しいところはあっても100％そこが原因だとは言い切れず、時間と費用がかかります。

結果、お客様と相談して、新たな水道管を埋設し、古い管はそのままにしって新しい水道管と宅内の設備を接続することになりました。

こちらのお客様、本当に水難続きで心から気の毒に思います。なかなか連続して水漏れがたびたび起こることはまれだと思いますので、本当に心が痛みました。でもこれで安心です。あとは隠蔽部分で交換できなかったところが今後漏れることがないよう、祈るばかりです。

さて、このように、私どもは水漏れの原因を解明し、１００％修繕できております。

あやしい水道屋さんのコマーシャルなど　よくみかけますが　ぼったくりもいいところで大して良い仕事はしていないと評判です。よっぽど私どもにご依頼いただいたほうが早くて完璧な修理、対応ができます。

設備の水漏れ、雨漏れ、排水管からの漏れ　理由のわからない水漏れや水の音、すべて対応できます。

長年の経験から原因を追及し、最速で対応させていただきますので　もし何かお困りことがございましたら　ぜひご一報ください。水道屋という看板を出しているわけではありませんが　建築の総合的な知識があるので漏水対応後の内装修繕などもすぐに対応できます。

今まで漏水対応の告知をしていなかったことが悔やまれます（笑）皆さまのお役に立てることが生きがいです！