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Staff Blog
郊外に移住という選択

最近はコロナのパンデミックが収束したのちの反動で外国人のお客様が日本の観光地にあふれかえっています。先日のニュースでは、長野県の有名なスキー場では9割以上が外国のお客様とのこと。いまだにそのような現実がにわかに信じられない私は歳をとったな~と感じています。

また、外国人の投資家は日本円が安いことを有利に考えて日本の不動産を購入、投資物件として人気だそうです。日本の不動産は外国人の方で日本に住んでいなくても購入可能です。

一方、日本では空き家問題がクローズアップされて久しいのですが こちらは外国人のみならず一部の日本人が好機ととらえてビジネスに展開し始めているようです。空き家を「AKIYA」と言えば理解してもらえるほど浸透してきております。(個人的には これまでの日本の住宅はあまりにも未熟であったため(30年以上前くらいまで?)空き家を終の住処にリノベするのはハードルが高い、と考えていますが)空き家の多くが郊外から離れている場所に立地しているようです。そのため相続者がその不動産を相続してもそこに住まなくなり、空き家として放置された状態になっていますね。

考えてみると 日本では住みやすいところ、つまり線路の沿線、それも都会や都会にアクセスのよいエリアが日本人にとって大変人気です。通勤に便利、買い物や病院、買い物するスーパーマーケットなどに近い場所が好まれます。そのような場所は再開発が盛んでマンションが立ち並び、土地の値段は高騰しても売買できるのですが 現在供給過剰状態になっているのではないでしょうか。それでも新しくて便利な立地は人気が衰えることはありません。

一方、土地が広い外国、例えばアメリカと比較して考えてみます。都会にあるマンションはとんでもなく高価で一般人にはなかなか手が届きません。また、車社会なのでどこにでも車で移動します。むしろ、都会で住むよりも郊外の緑が豊かな自然があるエリアを選んで住む傾向があるようです。日本と違うのは、一軒ごとの敷地の広さがとっても広いので芝生や樹木が植樹されているように思えます。一軒ごとに豊かな緑、広い庭、ひろびろとした敷地があるからこそ可能だといえます。

日本人は郊外の、都心にアクセスしづらい地域へ 住むことができないのか?と考えてみます。

① メリット

・ 土地が安い

・ 自然が豊か、自然の美しさを身近に感じられる

・ 夏、夜は気温が下がる(都会は コンクリートやアスファルトが蓄熱してなかなか夜間の温度が下がらない)

・ 繁華街などがないので成長期の子供にとってよい?

・ ???

② デメリット

・ 公共施設、役所、病院、スーパーマーケット等 アクセスに車が必要

・ 公共交通機関を使わないかわりにガソリン代がかかる

・ 通勤、通学に時間がかかる

・ 虫や小動物がきらいな人にとっては ストレス

ところで、 「昨今の働き方」を考えてみます。コロナが働き方を変えたと思っていますが、リモートでの働き方が社会に浸透してきました。日本でもとうとうデジタルノマドビザが認められ、外国籍の方が6カ月を超えない範囲でIT事業に従事する人や個人事業主が日本に滞在することができるようになりました。

このような社会の変化を考えると 今後通勤時間を気にせずに働くことができる世の中にシフトしていくように筆者は想像せざるを得ません。つまり、郊外の住まいに 希望すれば現実的に何不自由なく住むことができるのです。それは建築業界、不動産業界の戦略を変えてしまうかもしれない波だと思っています。

小さな島国 日本では円安の恩恵を外国人が受け、こぞって旅行にきています。もちろん将来を見据えた移転、短期間の就労もあるかもしれません。日本人、外国人ではなく、人が郊外へ移住していく流れが一定量は予想されるのではないでしょうか。

IT技術の発展によって、人口密度の高い都会だけではなく、郊外にも人の流れが進んでいくように思っています。

郊外に住むメリット・デメリット、何か思いつくことがあれば教えてください!

 

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